運動中に水分補給?
運動中は水を飲むな!と言われていたのが
遠い昔のような気がします。
水を飲むと根性が足らない...といわれました。
喉が渇いてもせいぜいうがいをする程度でしたね。
今では運動中の脱水症状を避けるために、
積極的に水分を摂るようにすすめられます。
ではなぜ水分補給をしないといけないのでしょうか?
運動をして汗をかいてカラダの中の水分が減ると、
血液の粘度が増して、ドロドロの状態になります。
その結果、脳やカラダ全体に酸素や栄養分がうまく運ばれず、
パフォーマンスが低下します。
では水分なら何でもいいのでしょうか。
レ お茶
緑茶にはカフェインが含まれたものがあり、
利尿効果がありますので注意が必要です。
レ 清涼飲料水
糖分が含まれるため、水分補給には適していません。
レ スポーツドリンク
清涼飲料水と同様に、糖分が含まれていますので、
運動中に飲む場合は、薄めて飲むほうが望ましいようです。
レ 水
ミネラルが多く含まれる水がいいといわれていますので、
ミネラルウォーターがよさそうですね。
ただし、ミネラルウォーターには硬水と軟水がありますが、
硬水を飲むと下痢になることもありますので、
軟水がおススメです。
ではどんなタイミングで飲めばいいのでしょうか。
基本的には、のどが渇く前に飲むことが重要と言われます。
喉に渇きを覚えた時点ですでにカラダが脱水症状を
起こしています。
ちなみに脱水症状になると、
・口が渇く
・皮膚がカサカサになる
・めまいがする
・吐き気やけいれんがおこる
喉が渇いたな、と感じたら無理せず水分を補給しましょう。
どのくらいの量を飲めばいいのでしょうか。
運動を始める30分ほど前に、250~500ml程度の水分を
摂っておきましょう。
運動中は20~30分毎に、少量の水分(200ml程度まで)を
こまめに補給しましょう。
運動後は、汗によって失われた水分の3/4程度を摂りましょう。
ジョギングやランニング中、特にマラソン大会などで
記録を重視するあまり、給水せずに走り続けて、
途中で脱水症状をおこす人も少なくありません。
実は私もあるポイントの給水をしなかったために、
次のポイントでは飲みすぎて、調子が悪くなりました。
それ以来、給水ポイントでは必ず水分補給しています。
ムリせず、こまめに水分補給をしましょうね。