水毒を知ってますか?
「水」の「毒」…なんだか怖いですね。
漢方では、ヒトのカラダの中を「気・血・水」が、
全身すみずみまでバランスよく巡っている状態が
健康であると考えられています。
3つの要素が何か見ておきましょう。
「気」:目に見えない生命エネルギー。元気、気力などです。
神経系をさします。
「血」:血液のことですね。全身に栄養を運びます。
「水」:血液以外の体液のことで、水分の代謝や免疫系になります。
これを踏まえて、水毒とはいったい何なのかを
見ていきましょう。
夏なのにカラダが冷えたり、むくんでいたり、
なんとなくいつもカラダがだるいってことはありませんか。
自覚症状があれば、水毒の可能性があります。
水毒とは、カラダに余計な水が滞り、
巡りが悪くなっている状態のことをいいます。
特に、
・男性より女性のほうがカラダに水をためやすい性質がある
・筋肉量がすくないため、排出するチカラも弱い
ことから、女性に多いといわれています。
そういえば汗かきの男性は多いですが、
汗かきの女性はあまり見かけませんね。
必要以上に水分を摂ったり、
運動不足や加齢により、足腰の筋肉が衰えると、
内臓の血流も悪くなり、代謝機能が低下します。
そのため、カラダの余分な水を排出することができなくなり、
水毒になるといわれています。
では、この水毒、どうすることもできないのでしょうか?
調べてみるといくつか解消方法があるようです。
レ陽性食品を摂る
カラダの余分な水分を体外に排出するには、
カラダを温めるといいそうです。
東洋医学では食品を「陰性食品」と「陽性食品」にわけて考えます。
陽性食品とは、主に寒い地域ででき、旬は冬、色が濃くて
水分が少なく、かたいものが多いです。
リンゴ、しょうがなどが代表的なところですね。
レ筋肉を増やす
下半身が衰えると水を排出するチカラも弱まりますので、
スクワットやウォーキング、ランニングなどの運動をしましょう。
レ寝るときはお腹を冷やさない
内臓が冷えると代謝が悪くなります。
特におなかに水が溜まっている人はおなかが冷えていますので、
温めるためにも腹巻がおススメです。
カッコ悪いから嫌ですか?
レシャワーではなく入浴する
入浴してカラダを温めると同時に、汗を出して代謝を高めましょう。
ストレス解消にもいいかもしれません (^^;;
レ漢方を取り入れる
個人の体質によって違いがありますので、
漢方外来や薬局で相談されてはいかがでしょうか。
ヒトのからだの60%が水分と言われます。
ほんの少しでもバランスが崩れると、体調が悪くなりかねません。
水ダイエットという方法がありますが、
適切な飲み方、量にご注意くださいね。
そうだ、次回は水ダイエットにしようかなぁ。