硬水と軟水
水には「硬水」と「軟水」があることをご存知ですか。
よく話題になるので聞いたことぐらいはあるかもしれませんね。
水1,000mlに溶け込んでいる
カルシウム と マグネシウム
の量を表す数値を「硬度」と定義しています。
一般的な定義とWHO(世界保健機構)の定義は
少し違います、面白いですね。
WHOには中硬水の定義もありません。
日本の水はほとんどが軟水、
北米やヨーロッパは硬水が多いと言われています。
日本人が飲みなれているのは軟水です。
都道府県でも違うようですが、平均すると50mg/L前後
といわれています。
一方、市販されている海外の水は、エビアンは340mg/L、
コントレックスに至っては1,500mg/L前後、超硬水です。
私はボルヴィックが美味しくて飲みやすいな、と思っていましたが、
60mg/L と飲みなれた軟水なので納得しました。
なお、それぞれの特長は、
◆軟水
・口あたりが柔らかく、飲みやすい
・カラダの吸収がいい
◆硬水
・しっかりした飲みごたえ
・カラダの吸収が遅い
・セッケンや洗剤が泡立ちにくい
ずいぶん前置きが長くなりましたが、ここからが今日の本題です。
硬水がダイエットにいい!?と聞いたことはありませんか?
主に以下の3つの作用により、ダイエットに効果があるといわれています。
◆基礎代謝があがり、脂肪が燃えやすい
脂肪を燃えやすくするミネラルが多く含まれています。
◆脂肪の吸収を抑える
多く含まれるカルシウムは脂肪と結合しやすく、
小腸での脂肪の吸収を抑える作用があります。
◆便秘が改善される
マグネシウムは胃腸を刺激する作用があります。
なお、いいことばかりではなく、以下のようなデメリットもあります。
・人によっては飲みにくい
・胃腸に負担がかかりやすい
・もともとお腹が弱い人は下痢になりやすい(私がそうです (^^ )
女性は便秘の方も多いため、
上記の効果以外にも、老廃物が排出され、
一石二鳥、一石三鳥になるかもしれません。
なお、赤ちゃんに適している硬度は60mg/L前後といわれており、
飲ませないほうがよさそうです。
理由は、
・粉ミルクの成分が壊れることがある
・ミネラルの摂りすぎになる
・内臓に負担がかかる
からです。
水道水よりきれいで安全かも。。という理由だけで
使わないように注意が必要です。
用途に合わせて軟水・硬水を使い分けてはいかがでしょうか?
でも個人的にはやっぱりボルヴィックが好きだなぁ~